お墓参りにおけるろうそくとお線香のマナーとは?基本と心構えを知っておこう
- tabuchisekizai17
- 10月25日
- 読了時間: 3分
お彼岸やお盆、命日などに行うお墓参りは、ご先祖様や故人への感謝の気持ちを伝える大切な時間です。その際に欠かせないのがろうそくとお線香。しかし、意外と多くの人がその正しい使い方やマナーを知らずに参拝しているかもしれません。
この記事では、お墓参りにふさわしい所作や心構えについて分かりやすく解説します。
なぜお墓参りにろうそくやお線香を使うのか?
お線香の香りには空間や身体を浄化する力があると考えられています。ろうそくの火もまた、仏の智慧の象徴として、闇を照らし、穢れを払うといわれています。
つまり、ろうそくやお線香は「供物」としてだけではなく、清めと感謝の気持ちを表す重要な要素なのです。

【基本の順番】お墓参りの流れとマナー
お墓参りでの一連の流れの中で、ろうそくとお線香の使い方には順番と意味があります。
1. お墓の清掃をする
まずは墓石や周辺を掃除しましょう。これがご先祖様への第一の礼儀です。

2. ろうそくを灯す
ろうそくの火は「仏の智慧」を表すため、先に灯して空間を清めます。
風で消えやすいため、風よけのあるライターや風防付きのろうそくが便利です。

3. お線香を手向ける
お線香に火をつけたら、一度あおいで炎を消し、煙だけを立たせて墓前の香炉に供えます。火を口で吹き消すのはNGとされています。
※地域によっては、1本だけ、奇数本、複数本など違いがあるため、地元の慣習に合わせましょう。

4. 合掌して祈る
お線香の香りが漂う中、手を合わせて感謝と祈りの気持ちを伝えましょう。
【意外と知らない】お墓参りのNGマナー
以下のような行為は、マナー違反とされる場合があります。
ろうそくや線香の燃え残りを放置する
→火事や汚れの原因になるため、必ず消火・片付けを。
火を口で吹き消す
→仏教では不浄とされる口からの息を使わないのが礼儀。
他人の墓前で大声を出す、食べ物を放置する
→静かに、供え物は持ち帰るなどの心配りが大切です。
マナーを守って、心を込めたお墓参りを
ろうそくとお線香は、単なる道具ではなく、「心を届ける手段」です。正しいマナーを守ることで、より深くご先祖様と向き合うことができるでしょう。
お墓参りに便利な「あかりとかおり」
その日の気分や故人の好みに合わせて選べる7色の短めロウソク(3cm・45本入り)と、若草のように爽やかでやさしい香りの白檀お線香(約90本)をセットにしました。
お墓参りを、もっと心温まるひとときに。

まとめ
お墓参りは形式よりも「心」が大切。
でも、基本のマナーを知ることで、その心はより丁寧に伝わります。




