

庵治石墓石の購入をご検討の方へ
田渕石材株式会社では寄り添ったサービスで、それぞれのお客様のニーズに合わせて最適なご提案させていただきます。
庵治石墓石の特徴や、お客様のご依頼から納品までの流れに関しまして、ご案内いたします。
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庵治石とは

日本三大石材産地の1つ香川県高松市の庵治町・牟礼町でのみ採掘される「庵治石」。その特徴として、きめの細かな地肌です。
花崗岩の主成分は石英、長石、雲母ですが、庵治石はこれら一つひとつの結晶が小さく、細粒黒雲母花崗岩に分類されます。
細目(こまめ)は小さな黒雲母の数が多く、磨けば青黒い細かな紺(こん)がすりのようになります。
その上、最大の特徴の「斑(ふ)が浮く」という現象があります。これは指先で押さえて、湿り気、潤いを与えたようなまだら模様のあることで、石の全面が二重のかすり模様を見せてくれます。
庵治石の墓石が最高級である所以
美しさ
庵治石の墓石は、耐久性、美しさ、希少性から最高級の墓石として高い評価を得ています。
庵治石の種類として、石目の細 かさから「庵治石中目(ちゅうめ)」、「庵治石中細目(ちゅうこまめ)」「庵治石細目(こまめ)」の3種類に分類されますが、この中で最も結晶が細かい「庵治石細目」が最高級品とされています。
豊かな表情
細目は小さな黒雲母の数が多く、磨けば青黒い細かな紺(こん)がすりのようになります。それが最高級石材としての最大の特徴の「斑(ふ)が浮く」という現象です。天然ものだけに、採り出して加工したひとつひとつの石材に豊かな表情があります。
希少性
庵治石の年間採石量の内、墓石用材として使用されるのは、わずか3~6%にすぎません。更にその中でも庵治石細目墓石材の採れる量は極わずかであり、希少性が最も高い墓石材です。世界最高級の墓石と言われる所以がここにあります。
耐久性
庵治石は結晶が細かいため硬度は水晶に匹敵します。吸水性が低く水が浸透しにくいため耐久性に優れています。硬いだけに熟練の加工技術が必要ですが、繊細な加工を施しても永きに渡り形を残しや すいため、細かな文字を刻んで後世まで残していく墓石には最適と言いえます。美しいだけでなく、墓石としての実用性も兼ね備えています。
庵治石墓石の価格は高めですが、それに見合った価値があり、長期的な視点で見ると非常に優れた墓石です。

庵治石の特徴

潤いを与えたようなまだら模様の光沢「斑(ふ)」が浮き出ている
庵治石目は、細かく青みを帯びた細目(こまめ)と石目が粗く淡い他合いの中目(ちゅうめ)の2種類があります。
細目の中には、斑(ふ)模様がふわりと浮きあがるものがあります。
この「斑が浮く」という現象は庵治石だけの現象です。
硬くてねばりけがある・吸水性が低く風化の変質に強い
結晶が緻密に繋がり、硬くてねばりがあります。さらに加工が難しい上、吸水性が低く風化・変質に強いのが特徴です。
そして、原石を切削時に中からキズが出たり、研磨後に印象が変わることも多くあります。
墓石として製品化されるのは、厳選されたごくわずかな原石だけになります。
庵治石の割り肌、磨きについて

庵治石の斑「ふ」
研磨した石の表面に、指先で押さえたような、湿り気または潤いを与えたような、まだら模様のことで、石の全面が二重の絣模様のように見えること。その上庵治石の斑は、自然が作り 出したアートのようなもので、石材としての価値をさらに高める重要な要素です。

庵治石の石目
庵治石は石目の細かさから、細目(こまめ)・中目(ちゅうめ)と言われております。
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庵治石細目
結晶が細かいため、石目が細かく「斑が浮く」という現象が見られます。 庵治石の中で最も高級とされる石です。

庵治石中目
細目に比べて石目が大きく、色が明るくて美しい白さがあります。
もちろん、細目と同じく「斑」が浮きます。
庵治石の歴史
平安時代後期、京都の石清水八幡宮に、当時その領地となっていた牟礼庄 から庵治石が運び込まれ、再建に使われました。
このことから、現在に到るまで約1,000年にわたって庵治石は採掘され続けてきたと考えられます。
そして、本格的に採掘され始め、1588年に高松城築城から使用されたと言われています。
庵治石の製品第一号は、1643年に松平頼重が讃岐高松藩に入封したときに製作され、1674年に製作された庵治石製灯籠も確認されております。
旧高松藩の御用丁場「大丁場」から庵治石を採掘
